思い込みの力

DUBJUCE2005-10-14

1883年、オランダにおいてブアメードという国事犯を使って一つの実験が行なわれた。

実験の内容は、「一人の人間からどれだけ血液をとったら人間は死ぬものか」というもの
。医師団は、ブアメードをベッドの上にしばりつけ、その周りで話し合いを始めた。

そして、「三分の一の血液を失ったら人間は死ぬでしょう」という結論に達した。医師団は、「これから実験をはじめます」といって、ブアメードの足の親指にメスを入れ、用意してある容器に血液をポタポタと落としはじめた。
数時間が過ぎて、医師団は「どれぐらいになりましたか?」「まもなく三分の1になります」という会話をした。
それを聞いていたブアメードは静かに息を引きとったというのだ。

実は、医師団はこの実験で心理実験をしていたのだ。
ブアメードの足にメスを入れるといって痛みだけを与え、実際にはブアメードの足はメスで切られていなかったのだ。
当然、容器には血ではなく用意しておいた水滴をたらしていたのだった。しかし、ブアメードは、メスで自分の足を切られ、自分の体内から血液がどんどんなくなっていったと思い、死んでしまったのだ。
どうだろう。
ある意味、怖い話だ。
こんなにも思い込みの力がすごいものだとは・・・。
人間は思い込みで死ぬ事ができるのだ!
この思い込みを実験の様なマイナスの方向ではなく、
プラスの方向にできたら・・・


・・・人間って案外すんげえよ?

さて、今日も名言。
今日は「運命について」の名言。

「運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。」
ショーペンハウエル

 「心が変われば態度が変わる。態度が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」
 蓮沼文三