楽器屋そして荒野の決闘。
彼女と楽器屋にでかけた。
ドラム専門店で色んなスネアがあって面白かった。
帰りに世田谷の「なんでんかんでん」で飯。
いわずと知れた「とんこつラーメンブーム」の火付け役。
でも、なんか食った後胸焼けした。
田中商店の方がうまい。
んで、帰ってきて部屋でゆっくりしようと思ったら、
「ガサッパタパタパタ・・・・」
蛾。
デカイ蛾。誤解を恐れずに言えば、「手のひら」。
ぐらいデカイ。
俺、いつからか虫まったく苦手。
だからお互い気づかないフリ。
しかし、神様は無情にも2人を鉢合わせてしまった。
白黒つけなきゃならねえ時がきたか・・・
乾いた風が荒野に吹き荒れる・・・
約束の朝。
ヤツがやってきた。
見守る大勢の人、照りつける太陽・・・・
風が・・・やんだ・・・
そして次の瞬間、静寂を銃声が切り裂いた!
ズギューン!!
俺の殺虫スプレーというマグナムが火を吹いた。
蛾の野郎はたちまち弱り、
肩膝をつく・・・
そして
荒野(俺の部屋はフローリング)にキスをした。
勝った。これでいいんだ、これで。
勝者に群がる観衆!
湧き上がる歓喜の声、 声、 声・・・
「蛾野郎よ、安らかに眠れ・・・」
そして街に平和が戻った。
糸冬 劇