コーク・ロアという話


コカ・コーラの原液は秘密のベールに覆われており、その製法を知る人間は世界で二人しかいないといわれている。

この二人とはもちろんコカ・コーラ社の関係者と思われるがその素性は公開されていない。
コカ・コーラ社は製法を守るために信じられないほど神経を尖らせており、この二人のうちの一人が死んだときは残された者が後任を選出し、口授で製法を伝えることで綿々と秘密を守りつづけてきたのだという。

また、このような理由から製法を知る二人が同じ飛行機に乗ることは禁止されているとも・・・

誰しも急にコーラが飲みたくなるということを経験したことがあると思う。

実はコーラにはコカインが入っており、その中毒性ゆえにやめられずに何度も買ってしまうのだ。
そう、コカ・コーラの「コカ」とはコカインから取られた名前なのである。

コカ・コーラは強力な融解作用を持っている。
コップに満たしたコーラの中に抜いた歯を漬けておくと、一晩にして溶けてなくなってしまう。

コーラにこれだけの融解作用があるということでもわかるように、原液の持つ威力はさらに強力なものである。

ある人がコーラを製造している工場に見学に行った時、作業員の一人が誤って大きなタンクに入ったどす黒い液体を床にこぼしてしまうということがあった。
するとその瞬間、床はシュワシュワと無気味な音を立てて溶けだしたのだ。

そのタンクに入っていた液体は、コーラの原液であった。


コワー。

でもウマー。